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ネフローゼ症候群

学校で一年に一回行われる尿検査は、検体となる尿から様々な病気の前兆や情報を見つけることを目的としています。尿検査で蛋白尿が出た場合、ネフローゼ症候群を患っている可能性が高いということなのです。ここではネフローゼ症候群とはどういう病気なのか、どのような症状を見せるのかなどを解説していきます。

ネフローゼ症候群とは

ネフローゼ症候群は、何らかの原因でたんぱく質を血液中から尿へと放出しやすくなってしまい身体の浮腫みなどが出やすくなる病気です。ネフローゼ症候群は厳密に言えば病気ではなく、蛋白尿が出やすくなる症状を持った病気の総称といえます。

原因

ネフローゼ症候群は、腎臓のろ過機能を取り仕切っているネフロンという器官に異常が起こることで発生します。ネフロンは糸球体という毛細血管が集まっている組織で、血管から尿の材料となる排泄物や余剰の栄養分や水分を集めています。本来、たんぱく質は糸球体よりも大きく尿に混じることはほとんどないのですが、糸球体がなんらかの原因で膨張してたんぱく質を通すことの出来る大きさになってしまうことで、たんぱく質が尿に漏れでやすくなるのです。

種類

ネフローゼ症候群は、大きく分けて「原発性」と「続発性」に分類されます。原発性ネフローゼ症候群には糸球体自体に異変が起きて発症しているものが、続発性ネフローゼ症候群には、他の病気を原因として発症しているものが分類されます。

原発性ネフローゼ症候群

原発性ネフローゼ症候群に分類される病気には「微小変化群」「巣状糸球体硬化症」「膜性腎症」「膜性増殖性糸球体腎炎」があります。微小変化群は小児に多く見られ、自然治癒することがあります。巣状糸球体硬化症と膜性増殖性糸球体腎炎は、腎不全への進行が早い性質を持っています。

続発性ネフローゼ症候群

続発性ネフローゼ症候群の原因となる病気には、マラリアやB型肝炎などの感染症、多発性骨髄腫、アミロイドーシス、膠原病などがあります。膠原病やアミロイドーシスなどの治療が難しい病気が含まれていることから、続発性ネフローゼ症候群も治療が難しい病気であると考えられています。

症状

ネフローゼ症候群の患者は血液中のたんぱく質の流出に伴い、高脂血症を発症しやすくなります。これにより動脈硬化症や脳梗塞を起こすリスクが高まります。また、血中たんぱく質の流出を原因とする浮腫みや胸水や腹水が現れ、虚脱感や倦怠感を伴うことがあります。症状が進行すると尿量が激減する乏尿や体重の減少なども現れるようになります。

ネフローゼ症候群の治療

ネフローゼ症候群の治療の基本は、原発性・続発性問わず食事制限による食事療法と安静にすることです。続発性ネフローゼ症候群の場合、元となっている病気を治療することである程度の症状の改善を見ることは出来ますが、膠原病などの根治治療そのものが難しい病気もあるため治療が長丁場になることも珍しくありません。

食事療法

ネフローゼ症候群での食事療法は、塩分制限と高たんぱく質を目標としたメニューを中心に行われます。食塩に含まれるナトリウムは、血液濃度を高める働きがあり腎臓への負担を大きくする危険性が高いのです。また、血中から失われるたんぱく質を補う目的でたんぱく質を充分にとる必要があります。

投薬治療

原発性ネフローゼ症候群の場合、症状を緩和する目的で副腎皮質ホルモンであるステロイド剤の投与が行われます。ステロイド剤の投与には細心の注意を払う必要がありますが、原発性ネフローゼ症候群には絶大な効果を発揮します。ステロイドの他には免疫抑制剤や血圧降下剤が併せて使用されます。

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